相手をイラッとさせる話の聞き方 7選

2025年1月31日 2025年2月16日

ichigo

聞き上手は、人間関係をスムーズにして信頼を得やすい存在です。一方で、相手を不快にさせたり距離を置かれたりする「嫌われる話の聞き方」も存在します。普段何気なくしている行動が、相手に悪い印象を与えているかもしれません。

本記事では、7つの具体例を挙げ、それぞれの問題点と改善方法を考察します。人間関係の質をより良いものにするためのヒントを得られるかもしれません！ぜひ最後までご覧ください✨

相手をイラッとさせる話の聞き方 7選

➀ 自分の話にすり替える（会話泥棒）

相手の話を聞いている途中で、つい「実は私も～でね」と自分の体験談を話し始めたことはありませんか？共感のつもりで話題を広げたつもりでも、相手には「この人は私の話を聞く気がない」と受け取られてしまうことがあります。

たとえば、友人が「最近仕事で失敗して……」と悩みを話しているときに、「私も前に同じようなことがあってさ！」と話を奪うと、相手の気持ちは置き去りにされてしまいます。

◆改善方法

相手の話を自分の話にすり替えないためには、「傾聴」を意識することが大切です。
「それでどうなったの？」や「それは大変だったね」といった言葉で、相手が話しやすい空気を作ることがポイントです。自分の経験を話したいときは、相手が話し終わった後に「実は私も似た経験があって、聞いてくれる？」と確認する配慮を忘れないようにしましょう。

➁ 「いや」、「でも」と否定から入る

「いや、それは違うよ」「でもさ、それって…」と否定的な言葉から話を始めると、相手は自分の意見が軽んじられたように感じます。この聞き方は、相手の自己表現を否定し、話の腰を折ってしまう原因になります。
たとえば、相手が「この映画、とても感動した！」と話しているときに、「でも、あの俳優の演技は微妙だったよね」と返すと、相手は気分を害するでしょう。

◆改善方法

否定する代わりに、まずは肯定的な意見を伝える習慣を持ちましょう。「面白いよね！どの場面で感動したの？」といったように、相手の話を深掘りすることで、建設的な意見交換ができます。自分の考えを伝える場合も、「そういう見方もあるよね！私はこう感じたの」と柔らかく表現することが重要です。

➂ 話を最後まで聞かない

相手が話の途中なのに「つまりこういうことだよね？」と話を遮ったり、「もうわかった」と先回りして結論を急いだりするのは、非常に不快な行動です。
話を最後まで聞かない態度は、相手に「この人は私の話を軽視している」と思わせます。途中で遮られると、相手は思考を中断され、話したいことを伝えきれないストレスを感じてしまいます。

◆改善方法

話の途中で口を挟むのではなく、「相手が何を伝えたいのか」を最後までしっかりと聞くことを意識しましょう。聞く姿勢を示すために、頷きや適切な相槌を使いながら、相手の話をしっかり受け止めるよう心がけてください。

➃ 自分の考えを押しつける

「こうすればいいよ」「それはこうするべきだ」といったアドバイスや意見の押しつけは、相手が求めていない場合に嫌われがちです。特に相手がただ、話や愚痴を聞いてほしい状況であれば、相手は「この人は私の気持ちをわかっていない」と感じるでしょう。

◆改善方法

相手が何を求めているかを見極めることが大切です。「今は話を聞いてほしいだけなのか」「解決策を求めているのか」を確認するために、「何か手伝えることはある？」や「〇〇（相手）はどうしたらいいと思う？」と逆に尋ねるのも良い方法です。聞き手としての役割を果たすためには、アドバイスよりも共感を優先しましょう。

➄ 「なるほど」、「たしかに」が多い

「なるほど」「たしかに」といった相槌は、一見すると相手の話をよく聞いているように見えます。しかし、これを連発すると、相手に「適当に流されている」と感じさせてしまうことがあります。
たとえば、内容を深く考えずに「なるほど」を繰り返していると、会話が一方通行になりがちです。

◆改善方法

適切な相槌を心がけると同時に、質問を交えることで会話を深めましょう。「それはどういうこと？」「その後はどうなったの？」とオープンクエスチョンを活用することで、相手に「関心を持ってくれている」と思わせることができます。無意識に相槌を繰り返さないよう注意が必要です。

➅「相手の言いたいことが何か」を考えていない

話を聞いていても、ただ内容を表面的に受け止めているだけでは、相手の意図や感情を理解できません。
たとえば、相手が「最近仕事とプライベートの過密スケジュールに疲れちゃって…」と話しているときに、「ちゃんと寝たら？」とズレた返事をすると、相手の深い気持ちに寄り添えないことがあります。

◆改善方法

相手の言葉の裏にある感情や意図を汲み取る努力をしましょう。「疲れた」という言葉の背景には、「助けてほしい」や「共感してほしい」という気持ちがあるかもしれません。表面的な言葉だけでなく、相手の表情や声のトーンにも注意を払い、感情に寄り添う姿勢を示しましょう。

➆ 表情の変化がない、腕組、目を合わせない

会話中の態度は、言葉以上に大きな影響を与えます。表情の変化がない、腕組をする、目を合わせない、スマホを触るといった行動は、「あなたに興味がない」という無意識のメッセージとして伝わります。相手が大切な話をしているときにこれをされると、多くの人は失礼だと感じるはずです。

また心理学「メラビアンの法則」によれば、人がコミュニケーションにおいて重視する割合の比率は、言語情報が7％、聴覚情報が38％、視覚情報（表情や態度など）が55％を占めるとされています。このことから、話し手は「言葉自体や声のトーンよりも、表情や態度」を気にすることがわかります。

◆改善方法

話を聞くときは、相手の目を見て、リラックスした姿勢で耳を傾けることが重要です。スマホは会話の前にしまい、相手に集中することで、「あなたの話に興味があります」という姿勢を伝えましょう。非言語的なコミュニケーションも、良好な会話には欠かせません。

まとめ

人間関係を築くうえで、話の聞き方は非常に重要です。本記事で紹介した7つの「嫌われる聞き方」を避けることで、相手に安心感や信頼感を与え、より良い関係性を築くことができます。聞く姿勢を少し変えるだけで、あなた自身も相手もより幸せな気持ちで会話を楽しむことができるはずです。ぜひ意識してみてはいかがでしょうか！

最後までご覧いただきありがとうございました