真夏の「ペットボトル症候群」に要注意!症状、予防と対策について解説
皆さん夏はいかがお過ごしでしょうか?熱中症予防のためにも十分な水分補給は欠かせないですし、つい市販の飲料水を買いたくなりますよね。
ジュースやスポーツドリンクなど、糖分を含む飲料を過剰に摂取した際に引き起こされる「ペットボトル症候群」について皆さんはご存じでしょうか?今回はそのペットボトル症候群についてご紹介していきたいと思います🌞
ペットボトル症候群とは?
「ペットボトル症候群」は、正式には「清涼飲料水ケトーシス」と呼ばれるもので、甘い飲み物を大量に摂取することによって引き起こされる、急激な血糖値上昇に伴う急性の糖尿病合併症です。
この症候群は特に10代から30代の若年層に多く見られており、肥満傾向のある方は特にリスクが高いとされています。
ペットボトル症候群の原因
ペットボトル症候群の主な原因は、炭酸飲料やジュース、スポーツドリンク、甘いコーヒーなどの飲み物を多量に摂取することです。
これらの飲み物には非常に多くのブドウ糖や砂糖が含まれており、体内に吸収されやすいため血糖値が急上昇し、高血糖状態を引き起こします。この状態が続くと、高血糖がインスリンの分泌を抑え、インスリンの効きやすさ自体も低下させてしまいます。
その結果、高血糖が持続し、さらなる高血糖を引き起こす「糖毒性」という状態に陥ることがあり、重度の場合、意識障害や昏睡を引き起こす可能性があるのです。
市販の飲料水に含まれる糖分は?
例えば、一般的な清涼飲料水だと500mlのペットボトル1本には約30gの糖分が含まれており、角砂糖だと約7個分、スティックシュガーだと約7本分になります。
世界保健機関(WHO)では、成人および児童において、1日あたりの砂糖の摂取量は25g程度とすることで健康増進に役立つとされているため、ペットボトルのジュースを1本飲むだけで1日の砂糖の摂取量を超えてしまいますよね。
さらに炭酸飲料や果汁100%ジュースには、500mlのペットボトル1本に約50~65gの糖分が含まれているため、より注意が必要なのです。
ペットボトル症候群の予防方法
水分摂取の際には、糖分を多量に含む清涼飲料水を避け、糖分が含まれない水やお茶、無糖コーヒーなどを選びましょう!
では、ゼロカロリーのものを飲めばいいのでは?と考える方もいるかと思います。 しかし、ゼロの表示、無糖、ノンシュガーのものは、100gあたりに含まれる糖分が0.5g未満であれば表示してもいいという決まりです。そのため安心して飲み過ぎると砂糖の多量摂取になるので、気を付けないといけないのです!
一日に必要な水の量は約2.5L!
一日に平均的に必要とされる水分量は2.5リットルとされており、体内で生成される水分が0.3リットル、食事から摂取する水分が1.0リットル、残りの1.2リットルは飲み物から意識的に摂取する必要があります。
夏場はこまめに水分を摂ることが大切です。特に運動後や汗をかいた後は、無糖の飲み物で体内の水分をしっかり補給しましょう!
最後に
ペットボトル症候群について紹介していきましたが、いかがでしたか?✨
暑い夏場は冷たい甘いジュースやアイスクリームを食べたくなりますが、そのリスクを理解した上で、適度に摂ることが大切ですよね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました😊
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