専門家が発表した、認知症リスクを高める「14の因子」とは?
認知症は誰にとっても他人事ではありません。世界的に高齢化が進むなか、認知症患者の増加は深刻な社会問題となっています。しかし、ある生活習慣を続けていると、認知症のリスクが高まる可能性があることをご存じでしょうか?
英医学誌「ランセット」の専門家委員会による報告では、14のリスク要因を取り除くことで、認知症の発症を45%予防できるとされています。つまり、日々の生活習慣を見直すことで、認知症のリスクを大幅に減らすことが可能なのです。
では、どのような生活が認知症のリスクを高めてしまうのでしょうか?以下に、認知症を引き起こす可能性のある14の生活習慣を詳しく解説し、それを改善するための方法を紹介します。
これを読んで、日々の生活を見直すキッカケになれば幸いです!
認知症リスクを高める「14のリスク因子」
➀ 教育機会の不足
「勉強は若い頃だけ」と思っていませんか?
実は、教育を受ける機会が少ないと、認知機能の低下が早まる可能性があります。若年期から質の高い教育を受け、読書やパズル、外国語学習など脳を刺激する活動を習慣にすることが大切です。
➁ 難聴
難聴を放置すると、脳が音の刺激を受けにくくなり、認知症のリスクが上がると言われています。特に、補聴器の使用が予防につながることが報告されています。耳が聞こえにくくなったと感じたら、早めに耳鼻科を受診しましょう。
また通勤や通学時など、ヘッドホンやイヤホンを長時間使い続けるのはやめましょう。
➂ 高LDLコレステロール血症
「悪玉コレステロール」とも呼ばれるLDLコレステロールが高いと、動脈硬化を引き起こし、脳血管に悪影響を及ぼします。40代以降は定期的に健康診断を受け、食事や運動でコレステロールを管理することが重要です。
➃ うつ病
うつ病が長期間続くと、認知機能の低下を招く可能性があります。「気分が晴れない」「意欲が出ない」と感じたら、早めに医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
➄ 頭部外傷
スポーツや転倒による頭部外傷は、認知症のリスクを高めるとされています。特に、サッカーのヘディングや自転車事故などに注意し、ヘルメットの着用を習慣にしましょう。
➅ 運動不足
運動は脳の血流を改善し、認知機能を維持するために重要です。ウォーキングやジョギング、ヨガなど、自分に合った運動を取り入れましょう。
➆ 糖尿病
糖尿病は脳の血管にダメージを与え、アルツハイマー病のリスクを高める可能性があります。中年期から血糖値の管理を意識し、食生活の改善や運動を心がけましょう。
➇ 喫煙
喫煙は脳の血流を悪化させ、認知症の発症リスクを高めます。禁煙は何歳から始めても効果があるため、できるだけ早くタバコをやめることをおすすめします。
➈ 高血圧
高血圧は脳卒中や動脈硬化を引き起こし、認知症のリスクを高めます。40歳を過ぎたら血圧を130 mmHg以下に維持することを意識しましょう。
➉ 肥満
肥満は高血圧や糖尿病と関連し、脳の健康にも悪影響を及ぼします。適正体重を維持するために、バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。
⑪ 過度のアルコール
過度の飲酒は脳にダメージを与え、認知症のリスクを高めます。適量を守り、飲みすぎないことが大切です。
⑫ 社会的孤立
社会とのつながりが少ないと、認知症のリスクが上がります。家族や友人との交流を大切にし、趣味のサークルやボランティア活動に参加するのもおすすめです。
⑬ 視力低下
視力が低下すると、脳への情報量が減り、認知機能が低下しやすくなります。定期的に視力検査を受け、必要に応じてメガネやコンタクトを使用しましょう。
⑭ 大気汚染
大気汚染に長期間さらされると、脳に炎症を引き起こし、認知症のリスクが高まる可能性があります。できるだけ空気のきれいな場所で生活することを意識しましょう。
順を追って説明していきましたが、あなたはいくつ当てはまりましたか?
➀ 教育機会の不足
➁ 難聴
➂ 高LDLコレステロール血症
➃ うつ病
➄ 頭部外傷
➅ 運動不足
➆ 糖尿病
➇ 喫煙
➈ 高血圧
➉ 肥満
⑪ 過度のアルコール
⑫ 社会的孤立
⑬ 視力低下
⑭ 大気汚染
まとめ
認知症予防に「遅すぎることはない」と専門家は強調しています。生活習慣を見直し、できることから少しずつ改善していくことが大切です。
まずは、運動を増やす、タバコをやめる、人と話す機会を増やすなど、小さなことから始めてみませんか?あなたの未来の健康は、今日の選択にかかっています!
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最後までご覧いただき、ありがとうございました😊
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