20年前から認知症の進行は始まっている?早期発見と予防について
タイトルを見ただけでは『どういうこと?』と思った方も多いかもしれませんね。今回の投稿では、最近私が初めて知ったことについて、皆様に共有したいと思います。
まずはじめに皆様は“認知症”というワードを聞いて何を感じますか?「自分は大丈夫」「家族は認知症にはならない」と、自分には疎遠な存在と感じる方もいるかもしれません。ですが決して他人事ではないのです。
20年前から認知症の進行は始まっている?
認知症はゆっくり進行するものであり、すぐに発症するわけではありません。
通常であれば60歳代後半から増え始めるとされる認知症。
その中でももっとも多いアルツハイマー型認知症の場合、
症状が出る20年以上も前から脳の中でゆーっくりと進行しているのです。
もしも70歳でアルツハイマー型認知症が発症した場合、50歳よりも前から、どんどん脳への老廃物が溜まっていき、脳萎縮が進行していくのです。
そう考えると、現在40~50歳代の方、あるいは親世代が40~50歳代の方も他人事ではないな…と感じますよね。
認知症の早期発見について
もし皆さんの周りでも「物忘れが増えてきたな」という認知症へ危機感のある方は、可能であれば早い段階で検査を受け、アルツハイマー型認知症の原因となるアミロイドβの脳への蓄積具合などを調べることが重要になります。
かつては脳に溜まったアミロイドβを確認することは困難でしたが、現在ではアミロイドPET(アミロイドイメージング)という検査により、画像診断で脳内のアミロイドβの蓄積量が分かるようになったのです。
脳に溜まるゴミの画像を実際に見ることができるとなると、信頼性も高いと感じますよね。
認知症の予防について
認知症の原因と対策については、こちらもあわせてご覧ください。
認知症にはいろいろな原因があり、完全に発症を予防する方法は現段階の医学では見つかってはおりません。
しかし、適切な対策をすることで発症や進行を抑えることが可能といわれており、その中の一つに『脳トレ』が挙げられています。脳トレを実施し刺激が加われば、脳内の血流が良くなり脳が活性化されるため、結果的に認知症の予防効果が期待できます。
また、今までは手を付けてこなかった趣味や新しい分野に挑戦することも、脳への刺激が期待されているのです。
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最後に
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