マンダラ塗り絵から得られる効果とは?"曼荼羅“について解説!
本サイトでも投稿しているマンダラ塗り絵についてです。「曼荼羅(マンダラ)」という言葉を耳にしたことはあるけど、どんなものか分からない方もいらっしゃるかと思います。
ということて今回はマンダラ塗り絵がもたらす効果や歴史について詳しく解説していきます!
最後にはユーザー様が塗っていただいたマンダラ作品や、新作のマンダラ塗り絵も掲載しておりますので、ぜひご覧ください✨
曼荼羅とは
曼荼羅(マンダラ)は、もともとサンスクリット語(古代のインド語)で「まるいもの」または「本質を把握する」という意味です。
曼荼羅は、密教(秘密の教えを意味する仏教)で使用される、悟りを開くために生まれた絵だと言われています。その絵には精密かつシンメトリーに、さまざまな仏様が描かれているのです。
また密教は、仏教の一流派とされていますが、その二つには異なる点があるとされています。
仏教(顕教)
その世界観を“明瞭な言葉”で説いており、民衆に向かって広く開かれていた。
密教
その世界観を“言葉だけでは表せない”物事の真理や仏への道を説いており、師から弟子へ次第に伝えられ「秘密の仏教」と認識されています。
そのため経典や注釈書だけでは密教を理解することは難しく、曼荼羅が非常に重要視されているのです。
曼荼羅は7〜8世紀(西暦601〜800年)の古代インドが起源とされており、チベット、中国、そして日本へと伝わりました。その日本へ伝えた人物が、皆さんもよく知る「空海」なのです。
なぜマンダラ+塗り絵なのか?
それではなぜマンダラと塗り絵がセットになったのでしょうか?
その先駆者が、心理学者のカール・ユングという人物です。
1930年頃、カール・ユングは患者に、マンダラを描かせる治療方法を用いました。その中で患者たちは「自らの抱える問題を克服していき、同時にリラックス効果を実感していった」と語ったのです。
また出来上がるマンダラは、精神的に安定した状態だと形は真円に近くなり、心が乱れているとうまく描けなかったそうです。そのことから「本人の心理状態を表す、鏡のようなものだ」とも言われているのです。
以上のいきさつを経て、欧米に在住するユング派の精神科医や心理学者が、マンダラ型の塗り絵を考案し治療に使い始めたのです。その後、日本でも一部の精神科医が、治療にマンダラ塗り絵を導入しました。
どんな方にオススメ?どんな効果がある?
〈こんな方にマンダラ塗り絵がオススメ〉
・癒し、リラックスが欲しい
・心の落ち着く趣味を探している
・日常生活に疲れている
・細かな線画を塗ってみたい
・気が散ってしまいがちなお子様へ
〈マンダラ塗り絵から、こんな効果が得られます〉
・感情が静まり、心を落ち着けることができる
・ストレスや不安を軽減できる
・集中力、注意力が上がる
・色彩感覚が磨かれる
・自分の潜在能力を発揮出来る
すべての効果が得られるかどうかは、個人差があります。ですが、取り組むことで少しでも気持ちの変化が現れるはずです。
どれかに当てはまった方は、ぜひマンダラ塗り絵をお試しください!
またマンダラ塗り絵の塗り方にルールはなく、思い付いたまま自由に塗るのが一般的です。あなただけの素敵な作品を作りましょう✨
ユーザー様の作品 & 新作マンダラ塗り絵
当サイトでもマンダラ塗り絵を投稿しており、ありがたいことにユーザー様にご活用いただいております。
鑑賞用としてももちろん、インスピレーションを得て皆様の今後の作品づくりのキッカケにしていただけると幸いです♪
最後に
今回は「マンダラ塗り絵」について解説していきました!いかがでしたか?
マンダラ塗り絵は、塗る人によって全く違う作品になるのがとても面白いところだと思います。
世界に一つのマンダラ作品を、皆さんも作ってみてください✨
最後までご覧いただき、ありがとうございました😊
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